福井県鯖江市さまの導入事例

福井県鯖江市さまの導入事例

96%。福井県鯖江市によるメガネフレーム生産の国内シェア率だ。私たちが普段目にするメガネフレームのほぼすべてが、ここ鯖江市で作られていることになる。また、最近は「鯖江市役所JK課」やクラウドファウンディングの活用など、新規事業の開拓にも意欲を燃やす。そんな鯖江市が平成26年3月、地方自治体として初めて「Web口座振替受付サービス」を導入した。そのねらいは何か。お話を伺った。

鯖江市さまについて

鯖江市さまの歴史や風土などについて教えてください。

鯖江市は、福井県のほぼ中央に位置しています。国内生産シェア9割を占める眼鏡産業、繊維王国福井の中核を担ってきた繊維産業、1500年余の歴史を有し国内の業務用漆器の8割を占める漆器産業の三大地場産業を中心に発展したまちで、近年はIT産業も盛んになるなど、産業が集積した「ものづくりのまち」です。

Web口座振替受付サービスについて

導入の背景、サービスの導入前に抱えていた課題は何ですか?

鯖江市においては、平成26年3月にWeb口座振替受付サービスを導入しました。

紙ベースでの口座振替受付を行っていた際は、届出印の相違などによる金融機関戻りが生じていたのですが、平成24年11月に導入したPay-easy(ペイジー)口座振替受付サービスにより、届出印の確認が不要になりました。利便性の向上と、「ITのまちさばえ」推進の更なるステップとして、自宅等にいながら24時間いつでもWeb上で申請ができるWeb口座振替受付サービスの導入を決めました。

他社サービスではなく、福井ネットのサービスをお選びいただいた決め手は何ですか?

Web口座振替受付サービスが、CNSの提供しているサービスを利用しており、市内に本支店を置く金融機関では福井銀行と北陸銀行が加盟しています。福井ネットは市の指定代理金融機関である福井銀行のグループ会社であり、システム開発を十分に行えることから、サービスをお願いすることとなりました。

Web口座振替受付サービス導入後、鯖江市さまが抱えていた課題はどのように解決されたのでしょうか? また、導入後の効果は、いかがですか?

届出印の相違による金融機関戻りが減少し、口座引落データの入力締切直前であっても、Webでの申込が完了した時点で担当職員が入力処理できるようになりました。また、紙ベースでの申込みやPay-easyは市役所に来庁する必要がありましたが、Web口座振替受付サービスを導入することによって、お客さまが市役所や金融機関に足を運ぶ必要もなくなり、利便性が向上しました。

申込件数は年間100件程度(平成26年度で77件)ではありますが、特に働いている若い世代の方からの保育料や水道料金などの申込が多く、利便性が高まったとの声が聞かれています。

Web口座振替受付サービスの特に便利な点、気に入っているところなどはございますか?

  • 出力形式を紙ベースの口座振替依頼書に近づけていただいたこと。
  • 誰にでもできる簡単な作業で帳票の出力が行えること。
  • 一覧表による税料金ごとの件数確認が可能なこと。

今後、福井ネットのサービスに対するご期待・ご要望などございましたら、ぜひお聞かせください。

Web口座振替受付サービスの導入に当たっては、打合せを重ねながら、お願いした細かい要望にもきちんと応えてくださり、こちらの要望通りのシステムを作ってくださいました。

今後も、市の要望に柔軟に対応していただき、市民や職員の利便性を高めるようなシステム・サービスがあれば市に提案してほしいです。

ご担当者さまからひとこと

Web口座振替受付サービスやクラウドファンディングなど、全国初の取組みも積極的に導入しています。また、学生提案や市民提案などを具現化して市政に取り入れており、鯖江市役所JK課をはじめとして、全国的に注目を集める事業も多くございます。今後も、コンパクトな自治体規模と意思決定の速さを活かし、様々な事業に積極的に取り組んでまいります。

資料請求・お問い合わせはこちら
どのようなことでもどうぞお気軽にご連絡ください。